沖縄移住計画3_資金調達編

沖縄移住計画において住宅購入の資金調達手段を事前に整理しておくことは大事です。せっかく希望する物件が見つかったのにローンが付かないとなれば絶望の淵に佇むことになります。この記事では沖縄県外の人が住宅ローン・セカンドハウスローン等を組む場合の選択肢について書いています。

地方都市にはそれぞれ「第一地方銀行」と呼ばれる地方最大手の銀行があり、沖縄の場合は「琉球銀行」がそれにあたります。琉球銀行のライバル銀行として「沖縄銀行」が存在し、沖縄の銀行と言えばこの2銀行になります。

沖縄県外の人が住宅ローンを組む際には上記の2銀行に加え、「鹿児島銀行」「イオン銀行」が候補になります。また、「フラット35」を扱う金融機関も選択肢になるでしょう。第二地方銀行の沖縄海邦銀行もありますが、取引のない県外の顧客にはそれほど熱心ではなさそうです((後述しますが、琉球銀行と沖縄銀行がそれぞれ県外客用のローン商品を用意している一方、沖縄海邦銀行にはありません。))。

沖縄の住宅ローン事情において鹿児島銀行の果たした役割は大きく、鹿児島銀行の進出により沖縄の住宅ローンの低金利下が進みました。鹿児島銀行が沖縄に進出した2015年以前は、琉球銀行・沖縄銀行・沖縄海邦銀行のほぼ独占状態であり、住宅ローンの金利は全国との比較では高い水準にありましたが、鹿児島銀行がより低金利の住宅ローンを提供したことにより競争原理が働いたのです。

イオン銀行は全国展開しており、沖縄でも住宅ローンの有力候補と言えます。イオン銀行は各店舗にスタッフを数人配置するだけの体制で運営しています。恐らく審査含め対応はマニュアル化されており、イレギュラーの案件の取り扱いには不向きと思われます。

メガバンクのみずほ銀行も那覇にありますが、これは旧第一勧業銀行が全国で宝くじの販売を行っていた名残であり、県内で積極的に銀行業を展開する気はあまりな気配があります。コザ信用金庫という金融機関もありますが、信金は地元密着型ですので、県外客の住宅ローンにはあまり積極的ではないと思われますが、住宅ローンではなく、事業ローンであれば相談に乗ってくれるかもしれません。

私の場合は当初、琉球銀行と沖縄銀行にローンの申請をしました。どちらの銀行も審査期間が長く、審査の申し入れから1カ月程度経った段階で不安になり、追加でイオン銀行と鹿児島銀行に相談をしました。

結果的に琉球銀行と沖縄銀行のどちらも審査が通ったので、鹿児島銀行の審査は辞退することにしましたが、イオン銀行は審査落ちとなってしまいました。

私がどちらの銀行を選んだかは控えさせて頂きますが、琉球銀行は「セカンドステージローン」、沖縄銀行は「美ら島移住ローン」という県外からの移住者用の商品を用意しています。普通の住宅ローンと近い金利で融資が受けられる商品で、正直なところ普通の住宅ローンと何が違うのかよく分かりませんが、審査においては普通の住宅ローンとは明確に異なる点があります。それは頭金が3割程度必要となることです。地方銀行との取引においては、県民と県外者では同じ扱いではないことを予め理解しておいた方が良いと思います。なお、これらのローンは「土地のみ」を購入する場合には利用できませんので留意が必要です。

ちなみにですが、琉球銀行は沖縄を代表する銀行なだけあり、提出する書類が多く、沖縄銀行に比べて審査が厳格でした。一方で、沖縄銀行は比較的柔軟という印象です。何れの銀行も親身になって頂いたので、どちらにお世話になるか悩みましたが、最後は「金利の差=私の評価」と考え、少しでも金利の低い方を選択させて頂きました。

琉球銀行、沖縄銀行ともに東京に支店がありますので、先ずは東京支店に問い合わせてみるのが第一歩だと思います。

イオン銀行については、私は審査落ちしてしまいましたが、普通の住宅ローンに加えて、「セカンドハウスローン」も提供しています。イオン銀行は金利も低く、セカンドハウスローンを提供している金融機関はあまり無いので貴重な銀行と言えます。ちなみに、イオン銀行は「保証料」が掛からないことを売りにしていますが、「ローン取り扱い手数料」というそれに代わる費用が発生する点に留意が必要です。

また、フラット35の要件を満たしている物件であれば、同商品を扱っているARUHI、住信SBIネット銀行等も候補となります。フラット35はセカンドハウスローンも扱っていますので、選択肢として把握しておいて損はありません。ただし、審査において柔軟性はあまり期待できないことと、中古の戸建等は審査に通らない可能性があるのは留意点になります。ちなみに私は「日本モーゲージサービス」という会社にフラット35の問い合わせをしました。親身になって相談に乗って頂きましたが、私の物件はフラット35では審査を通すのが難しいということでした(フラット35の関係審査機関にわざわざ確認して頂きましたが・・・)。

以上、またまた長文になってしまいましたが、沖縄移住の資金調達について書かせて頂きました。少しでも参考になりましたら幸いです。

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