加計呂麻島でのノープラン・ドライブです。
ガイドブックには載っていない「須子茂海岸」を見渡す景色に感動し、自分だけの絶景を見つけた気分になります。
曇りがちだった加計呂麻島旅行でしたが、急に天気が回復し、見る景色も昨日までとは異なります。
カケロマブルーを目の当たりにして、絶景見たい欲が急上昇。この日の昼過ぎに訪れた「夕日の丘」をもう一度訪れ、サンセットを見ることにしました。
サンセットの時間までまだ時間があります。
とりあえず「須子茂海岸」から北上して「阿多地集落」を散策します。
長閑で平和な島です。
ここから海岸に出れそうです。
観光客のいない天然のビーチです。最高です。
どの集落にもシンボルとなる大きな木があります。
島には交差点などというものはありません。
基本的に、前に進むか、後ろに戻るかです。
島には通行止めの道がいくつかあります。土砂崩れの影響と思われます。
この日も、全く他の車とすれ違うことはありません。
突如、海の見える絶景ポイントが登場します。カーナビで場所を記録しています。
車を降りて撮影します。空気が美味しいです。
次から次へと絶景が現れます。
もはや絶景が普通になってきました。
突然のスコール。 南国の天気は予測不能です。
大字三浦という観光では誰もいかない場所に行ってみました。
真珠で有名な田崎真珠の養殖場がありました。
三浦集落の集会場です。シンボルの木とハンモックが目印です。
三浦集落の近くにある「艦船用給水ダム跡」に行きます。
日露戦争のときに軍艦の給水場として使用されていた場所みたいです。
ある程度までは車で行けます。
けっこう歩きます・・・
ゴールまでの距離感が分かりません。けっこう歩くので疲れます。
「あとちょっとでダムですよ」の看板登場!
コンクリのダムが現れます。
フェンスがないので危ないです。
間違って落ちたら、そのまま加計呂麻の森に吸収されるでしょう。
森の中のダムです。
再びドライブ開始です。薩川湾は穏やかで美しいです。
湾の水は素晴らしい透明度です。
「武名のガジュマル」から北に行った場所にあります。
木慈(きじ)という集落にきました。
穏やかな湾です。見ていると落ち着きます。
湾を眺めるための椅子があります。
黒糖焼酎でも飲みながらボーっとしていたい場所です。
島のバス停です。
かつてはバス停だったのでしょうか。バスの運行予定はありません・・・
そろそろ「夕日の丘」に向かうことにします。
「夕日の丘」の近くの「大島海峡展望所」によります。
こちらも素晴らしい絶景です。
海と緑が好きな人は加計呂麻を一度は訪れることをお勧めします。
「夕日の丘」に到着です。サンセットまでここにいます。
この天気が続くように・・・
森の風に吹かれながら、穏やかに暮れて行く海を眺めます。
最高です。オリオンビールをがぶ飲みしたくなります。
もうすぐサンセットです。少し雲が出てきました・・・
はい。来ました。スコールです。
加計呂麻の神様、頼むのでサンセットを見せてください!
加計呂麻の神への祈りは届かず、曇りでの日の入りが濃厚になってきました。
太陽はどこに行ってしまったのか・・・
太陽、出てこいや~!
私の心の叫びも虚しく、気付けば辺りは真っ暗です。
街灯の無い山道です。焦って帰ります。オーマイガー!
何故か道に大量の蟹が現れます。恐らく、蟹達が一斉に海に向かっているのだと思います。
一匹たりとも蟹を轢いたりはしない。
私はそう誓い、私の持つドライブテクニックの全てを駆使して蟹を避けながら宿に戻ります。
しかし、あまりの大量の蟹が道を占拠しており、私の必死の蟹避け運転も虚しく、ついに一匹の蟹を轢いてしまいます。
このとき、真っ暗の道で気が動転していたのか、一匹轢いたら、あとは何匹轢こうが同じだという考えに至り、以降は蟹の存在を無視して宿まで運転しました。(実際、暗闇の森の中を蟹を避けながら運転するのは危険でした。)
無事に宿に戻り、加計呂麻での最後の夕食です。
ホライゾンクラブさんの食事はとても美味しかったです!
品数多いです。刺身もいただきました。
カルパッッチョです。見た目にも美味しそうです。
今夜も美人猫が現れますが、残念ながら仲良くはしてくれませんでした。
次に来たときは仲良くしてほしいです・・・
こうして、加計呂麻島の最終日は、まさかのサンセット無しで終わりました。
サンセットは見れませんでしたが、加計呂麻島では想像を超える素晴らしい景色をたくさん見ることができました。
来るまでは謎に包まれ、楽しめるかどうかよく分からなかった加計呂麻島。
来て本当に良かったです。
明日からは奄美大島に移動します。