【京都旅行記】 光明院_タクシー運転手さんお勧めの癒し空間

三十三間堂から東福寺に移動するためタクシーを利用しました。

東福寺の近くでお勧めの観光スポットがないか運転手さんに聞いてみたところ「光明院」に行きなされとのことでした。

こじんまりとした寺院ですが、手入れがされた庭があり、縁側に座ってのんびり過ごすのが運転手さんのお勧めポイントです。

場所は「東福寺の南門」から歩いて1分~2分とのことなので、東福寺に行く前に光明院に寄ることにしました。

東福寺を中心とした地図で見ると真ん中下に「南門」と目的地の「光明院」があります。

東福寺の南門

南門を背にしてこの道を真っすぐ歩きます。1分~2分で光明院に到着です。

少し歩くと左手に光明院の入り口があります。趣のある門構えです。周辺にはあまり人の気配がなく、穴場感があります。

入り口に拝観者への心構えが書かれています。

自問の上、入山することにしました。

石畳を進み、庭園の入り口に進みます。

入り口は質素な雰囲気ですが、掃除が行き届いています。質実剛健です。

こちらの寺院はスタッフを配置していないので、拝観料の支払いは自己申告制です。

よく見ると拝観料は「300円くらい」となっています。

私もそれなりの歳の大人です。思い切って500円ぐらい払ってみようかと思いました。

しかい、財布の中を見るとぴったり300円が入っていました。私は300円を支払いました。

中に入ると、先客は一人の外国人観光客だけです。プロ仕様を思わせるカメラを手に、真剣に撮影していました。

外国人に日本の良さを知ってもらえると嬉しいですね。

私は外国人の方にベストポイントと思われる場所を譲り、庭園を鑑賞することにしました。

光明院は1391年(約600年前)に創建された寺院で、東福寺の小寺院という位置づけになるようです。

「虹の苔寺」とも言われる「波心庭」が見所で、寺院の名前のとおり、「光明」をテーマとした庭園になっています。

庭に敷き詰められた白砂は大海、庭の各所に配置された石は光をイメージしています。

東福寺と同じく、光明院も紅葉の時期が最も美しくなりますが、訪れた梅雨入り前の時期も緑豊かな庭園から極上の癒しを得られました。

光明院の魅力は庭園の素晴らしさに加えて、座敷が開放されていることだと思う。

畳に座って庭園を眺める。こんな素敵なところを紹介してくれた運転手さん有難う!

画像だけだと伝わらないですが、そよ風で木々が揺れ、葉擦れの音を聞いていると、心地良すぎて寝落ちしそうになります。

しばし休んでから院内を見て回ります。まだ先ほどの外国人は写真を撮っています。

これだけの庭園を維持するのは大変です。きっと毎日のように手入れをしているのでしょう。

緑に囲まれた素晴らしい庭園です!

光明院を後にしたとき、とても清々しい気分でした。

腰を下ろしてして、きれいな庭園を見ながらそよ風に吹かれると、五感(味覚を除く)で京都を感じられます。

光明院を堪能した後は、いよいよ「東福寺」です!

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