鹿児島二泊三日の一人旅。過去最高の充実度と言っても過言ではありません。
観光、グルメ、温泉と旅行の醍醐味の全てが詰まった鹿児島旅行記です。
過去最高と言いながら、いきなり鹿児島旅行の難点から書きますが、唯一と言えるその難点は「移動」です。
鹿児島空港から市内まではシャトルバスがありますので、市の中心部だけを移動するには不便はありませんが、周辺の観光地や国宝となった霧島神社のある霧島市まで行くとなるとレンタカーが必要です。
鹿児島空港から歩いてすぐの場所に複数のレンタカー店があるので、空港に着いたらレンタカーを借りるのをお勧めします。
空港から鹿児島市内に向かう道中で「桜島」が見えます。
市内中心部に行く前に、最初に立ち寄った観光地がこちらです。
鹿児島の象徴「桜島」の景色が素晴らしい城山公園。
ジャングル感のある道を進みます。
桜島が見事に見える絶景ポイントが待っています。
城山公園には鹿児島の老舗高級ホテル「城山ホテル鹿児島」が隣接しています。歩いて行けるので少しホテル内を見学させてもらいました。
建物はかなり古いですが、館内は改装されていて高級感は保たれています。(予算が合えば・・・)いつか宿泊してみたいホテルです。
鹿児島の誇り島津家に由来する立派な鎧が飾られていました。
薩摩切子のギャラリーもあります。
一目惚れして購入しようと思いましたが、お値段を見て躊躇してしまいました。
この日のメインイベントはグルメですが、夕食までまだ時間があるので、「いおワールド鹿児島水族館」に行くことにしました。
夕食までの時間潰しで寄ったこの水族館ですが、良い意味で期待を裏切られました。
入館してすぐに海底トンネルのようなエスカレーターに乗るのですが、これが雰囲気があって心が高鳴ります。
エスカレーターを上がるとなんと・・・
まさかのジンベイザメが登場します。
これは感激します。ジンベイザメの他にも巨大なエイなど見応えある海の生き物が見られます。
海のギャング「ウツボ」。
世界最大級のハタ科「タマカイ」。鹿児島に生息し、体長2メートルを超えます。
館内は思いのほか広く、ジャングルコーナーもありました。
そして、この日、鹿児島グルメに次いで私の心を射抜いた亀の赤ちゃん。
みんな大好きゴマフアザラシ。
ゴマフアザラシに関しては、本人に申し訳ないぐらい写真写り悪く撮影してしまいました。
全く可愛くない移りのゴマフアザラシ。ある意味貴重です。
そしてこの日、鹿児島グルメと赤ちゃん亀に次いで私の心を射抜いたのは・・・
ショーの練習をするイルカたち。
イルカたちが一斉に泳ぎ始めると、プールの水は激しく波打ち、プールの中で台風が発生したような迫力を生まれます。
ショーの練習なので、観客は私とあと数人のみ。目の前で見れて非常に幸運でした。
そして・・・感動の大ジャンプ。
ジャンプ×2
「いおワールド鹿児島水族館」。最高です。
水族館に夢中となり、気付けば夕方を過ぎていました。
食事と酒をより美味しくするために、予約したお店に行く前に少し散歩をします。
鹿児島市内の繁華街と言えば、南九州一の規模を誇る「天文館」。正確に言えば、天文館はどちらかというと商店街のイメージで、繁華街は天文館の南側にあります。
天文館はアーケード商店街なので雨でも安心して歩けます。商店街なので、日中の方が人は多いです。
空腹です。美味しそうなラーメン店に心を奪われそうになります。
お洒落なバーでもありそうな小道もあったりします。
しかし、この日、私が予約したお店はこちら。
焼き鳥「一保」さん。お店の佇まいが素晴らしいです。お洒落な暖簾。この時点で美味しいのは確定したようなものです。
繁華街には無数の飲食店がありますが、歩いて見た限り、(客入りの様子を見ると)人気店とそうでないお店がはっきりしているようでした。
いざ入店します。
店内は以外と広く、1階と2階に分かれておりました。私は一人なのでカウンターに座ります。
カウンターには串打ちされた焼き鳥がずらりと並びます。
いかにも新鮮そうな肉質。初めてのお店ですが、既に心に不安は無く、期待しかありません。
いきなり焼き鳥にかぶりつきたいところですが、なにせ私は「いちげんさん」です。先ずは店側に私が落ち着いた大人の男性であることを分かって頂きたいと思います。
紳士であることをアピールするために、先ずは瓶ビールを注文。
大人の男は瓶ビールに限ります(出所:不明)。
そして、落ち着いてメニューを確認します。
「鳥刺し」は外せません。また、事前のネット調査により「鳥皮」と「唐揚げ」は注文が決定しております。なにせ唐揚げは創業70年のこのお店の一押しとなっておりますので、外せるわけがありません。
最初に鳥刺しがきます。サラダなんか頼みません。
一人で食べるにはボリュームありますが、あっという間に完食。食べるのが早すぎて、早くも私が偽紳士であることがバレつつあります。
ビールの次は焼酎にいきます。焼酎のグラスが350円、安いです!
この後、黄麹、白金の露、黒伊佐錦を立て続けにオーダーすることになるのですが、約1時間の滞在でビールを含め4杯飲酒したことにより、どのお酒がどんな味なのかを完全に忘れてしまうことになります。
ただ唯一覚えているのは、最初と次にオーダーしたのが黄麹か白金の露のどちらかで、最初に飲んだ方が非常にスッキリして飲みやすく非常に好みの味でした。逆にその次は少し癖があり、あまり好みではありませんでした。
役に立たない情報で申し訳ありません・・・
ちなみに、上記の3種類の焼酎を選んだ理由は、私の両隣のお客さんが飲んでいたので真似して選びました。
さて、次は「鳥皮」です。
パリパリに焼かれた鳥皮。お酒のつまみにぴったりです。味はタレと塩から選べます。
私はタレを選びました。絶品でしたが、塩も試したいですね。
続いて唐揚げ。これも絶品です。最近は唐揚げ専門店が多くありますが、こちらの唐揚げは肉質が脂っぽすぎず、また、衣も上品なので、何個でも食べれてしまいます。
この後、ラーメンを食べる予定なので、元々はこれで終わりにするつもりでしたが、ショーケースに見逃せない輝きを見せる串が気になっていました。
このあまりに美味しそうな串、店員さんに聞くと「牛さがり」とのことでした。
一本500円。安くはありませんが、いっちまいましょう。
輝く串「牛さがり」はわずか二口で完食してしまいました。美味しかったです。
マイストマックにラーメンの余地を残しておかなければなりませんが、隣のお客さんの注文が聞こえてしまいました。その名も「ざぶとん」。
迷わずこちらも「ざぶとん」を注文(立て続けに焼酎を飲み続けたことにより、胃が馬鹿になっています)。
しかし、残念ながら、ざぶとんは完売!
上げた拳ながら、広げた胃は納まらず、別の串を注文します。
鳥の「せせり」。ネック(首)の部位です。弾力があり、脂ものっていて好物です。
せせり、最高でした。これ以上食べるとラーメンが食べられなくなるので、お店を後にします。
この日を締める大役に指名したのは「ラーメン 小金田」。
地元の人気店です。外で少し待って入店。
口コミで「豚骨入りラーメン」が美味しいと書いてあったので、よく考えずに注文。
「豚骨」とは肉のことでした。
特徴的なラーメンという感じではありませんが、しつこくなく、毎日でも食べられるラーメンという感じです。地元に愛される理由がわかる一杯でした。
素晴らしいグルメの夜でした。
帰り際、スーパーで水を買って帰ります。
激安でした。
心もお腹も満腹でホテルに戻ります。
二泊三日の鹿児島一人旅。完璧なスタートです。
翌日は世界遺産に認定された観光地を巡り、源泉かけ流しの温泉宿に宿泊します。
続く