小笠原諸島3

この日は幻の浜「ジョンビーチ」行きます。

ジョンビーチは車ではアクセスできず、徒歩で到達するには山を二つほど超える必要があります。途中に絶景ポイントがいくつもあって、ゴールには幻のビーチが待っております。

実に秘境欲が掻き立てられます。

ジョンビーチはバス停「小港海岸」から徒歩2時間半とあります。単純計算すると往復5時間です。

宿泊先のアクアさんの朝食です。素晴らしく美味しいです。
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山道の途中では売店おろか自動販売機すらありません。荷物の準備はしっかりしておく必要があります。

特に水は必須です。

「米ふく」でランチ用のおにぎりを3つ購入。
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最寄のバス停でバスを待ちます。

15/06/26 07:55:09

バスに乗ること約20分。小港海岸に到着。そこからジョンビーチへの入り口へ向かいます。


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 ジョンビーチ遠いな!ジョンビーチ、遥かなり。

山道のルートは途中で高山(たかやま)分岐点にて別れます。

高山ルートの方がしんどいです。

私は意地になって高山コースを選んだがために、途中で後悔した後、最後に感動を得ることになります。

先ずはこんな道を歩いて登っていきます。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

途中でヤドカリ君に遭遇。
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登って間もなく、いきなり絶景です!小港海岸を望みます!!
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

時は6月下旬。時刻は9:00ぐらいです。周囲に人の気配は全くありません。

ささやかな風の音と鳥のさえずり以外は何も聞こえません。

ここは地上の天国です。

中山峠。この辺は風も強いしちょっと歩くのが恐いです。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

小笠原は海とジャングルに囲まれた島です。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

ブタ海岸が見えます。これから海岸に下りていきます。
ブタ海岸

ブタ海岸に到着!!完全プライベートビーチ状態!!
ブタ海岸

風が強かったので、海は荒れ気味でしたけど、ビーチを独り占めできて満足です。

ちょっとした川を渡って、高山を目指します。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

ブタ海外に行くときはこんな道歩きます。ここは怖かったです。。。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

高山の頂上を目指します。勾配がけっこうきついです。

スタートしてここらへんで既に1時間くらい経ちました。

登りがきついです。その辺にあった棒きれを杖代わりにして、一生懸命に山道を登りました。

このときは特に勾配がきつく、10分おきくらいに休憩しました。トレッキングに慣れた人なら何の問題もない道だと思いますが、運動不足で体重オーバーの素人にとっては本当に大変な道でした。

倒れそうな体にムチを打ち、杖をつき、何度も休みながら、頂上はやってきました。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

頂上からの景色は格別でした。この時に吹かれた風の気持ち良さは今も忘れません。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

ここで暫し休憩。おにぎりを食べ、腰を降ろし、疲れを癒します。ジョンビーチへの道のりはまだまだです。

気力を振り絞り、高山線歩道を進みます。

この道はめちゃくちゃ恐かったです。「これ道なの?」と思うような道でした。

二日酔いの人が風の強い日に歩いたら本当に危ないと思う。腰を屈め、心臓ドキドキで道を進みます。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

アップダウンを繰り返し、ジャングルを進みます。冒険気分です。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

完全にジャングルです。
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

必死で歩き続けます。頭の中からっぽでとにかく歩きます。
そして、茂みの先に現れたのは、、、、
小笠原諸島父島ジョンビーチまでのトレッキング

幻のビーチ、ジョンビーチでした。
小笠原 幻のジョンビーチ

シュノーケルセット持ってきましたが、風が強かったからシュノーケルはやめました。
泳ぐには既に体力を消耗しすぎています。

美しいビーチですが、野性的な無人海岸でもあります。日よけもないし、もちろんシャワーもありません。

本物の天然ビーチです。

言葉にできない達成感。
そして、帰りも同じ道を歩かなければならない現実を思い出します。

帰りは高山コースを外して帰りました。もう限界・・・

往復約4時間ちょっと。素晴らしい時間でした。

もし、小笠原に行くことがあったら、是非ジョンビーチに行ってほしいと思います。

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