沖縄に家を購入するときは、(未体験の)台風直撃の脅威に恐れおののいていました・・・
Youtubeで台風直撃の動画を見ては「いつか来る試練」と覚悟しておりましたが、ここ数年は沖縄本島に台風が近づくことがなく、今年も8月まで台風が来る気配は全くありませんでした。
このまま今年も何事も無さそうだなと油断していたこの9月。台風の訪れは突然やってきました。初めての沖縄台風はまさかの三連発です。
【台風三連発:恐怖の台風情報】
13号は沖縄には何の影響も無いので、放っておくとして、脅威だったのが12号です。
12号は当初、沖縄の遥か東で発生し、九州方面に向かう予報でしたが、まさかの真西に移動して沖縄に向かってくるという特殊な台風となりました。
米軍の台風予報では沖縄本島に直撃となっておりましたので、「ついに来たか」と絶望と不安いっぱいの状態に陥りました・・・
台風と言っても、風による被害が大きい台風を「風台風」、雨による被害が大きい台風は「雨台風」と呼ばれ、(どちらも脅威には変わりありませんが・・・)個人的には南国ガーデンの被害を考えると「風台風」の方がより脅威です。
【結果:台風12号は沖縄本島には直撃せず】
結果的に12号は沖縄本島を直撃することはなかったのですが、それでも風はかなり強く吹きました。なにしろこの台風12号は、進路の途中で別の台風のたまごを吸収し、巨大化して沖縄に近付きました。
不幸中の幸いだったのが、台風12号は当初は「風台風」っぽかったのですが、他の熱帯低気圧を吸収してから「雨台風」に変わったようでした。
今回台風が直撃してしまった石垣島の方は大変な思いをされたと思いますが、報道で見る限り、それほど停電していなかったみたいですので、もしかしたら「風台風」ではなかったことで、被害が大きくならずに済んだのかもしれません。
さて、私の手作り南国ガーデンですが、無傷というわけにはいきませんでした。
南城市は少し強めの風が吹いたぐらいでしたが、それでも瞬間最大風速30メートルを記録し、私の愛する植物達を甚振って(いたぶって)去っていきました。
例えば、台風前の元気だった白いハイビスカスは・・・
見るも無残な姿となって台風後に発見されました。
立派だったピンクのハイビスカスも花は全てもぎとられ、木自体が横になってしまいました。
緑豊かだった森は禿山のような見かけになり・・・
庭の主として存在するハワイアン・ティーリーフも曲がってしまいました。
根っこが曲がって折れそうです。
また、ビニールハウスにあった窓枠ですが、元々いつ外れてもおかしくなかったものではありますが、すっぽりと外れておりました。
(ガラスが割れてなかったのが不幸中の幸いです。)
元気よく育っていたクロトンも倒れ、
バナナの葉はボロボロです。
植えたばかりのハイビスカスの子供たち。真っすぐに育ってきましたが、台風のせいで曲がった子になってしまいました。
そして・・・南国ガーデンの王様的な地位にあるハワイのドラセナは・・・
豪快にぶっ倒れておりました。
ぶっ倒れるのはマシな方で、折れてしまったドラセナもいました・・・
このハイビスカスは根っこから折れてしまい枯れてしまいました・・・
他にもきれいな葉をしていたドラセナは・・・
ぽっきりと折れてしまったり、
葉っぱがボロボロになったり、
被害にあった植物をすぐに救出しないといけませんが、方法が全く分からないので、私が尊敬してやまない「南国ガーデンのマイスター」に電話をします。
マイスターの電話の第一声は「今回の台風はそよ風だったね~」でした。私の暗く沈んだ魂はマイスターの軽快な声に救われました。
次回は台風被害にあった植物の救出編を書きたいと思います。
なお、台風14号については、現在九州に上陸しており、すでに鹿児島県では停電が発生しているようです。この台風は日本列島を横断する予報が出ており、非常に大型の台風ですので、災害の恐れがある地域の方は対策をして、少しでも被害が出ないことを祈ります。