購入した沖縄の土地には3本のシークヮーサーの木があります。
(下の写真の真ん中の木がシーカーサーの木です。)
三月中旬になり、シーカーサーの木に花が咲きました。
シークワーサーは夏から秋にかけて実がなるようで、昨年は自家用に収穫し、揚げたての天ぷらにかけたり、サラダに絞ったりしてました。
(個人的には天ぷらと豚しゃぶにかけるのが気に入っています。)
その日に食べる分だけ手摘みしてます。
酸っぱいイメージのシーカーサーですが、早摘みせずに少し熟してから収穫すると甘味が出て大変美味しいです。
しかし、シーカーサーの木があることを無邪気に喜んでいた折、恐ろしい天敵(害虫)がいることが発覚しました。
沖縄では3月下旬から5月ぐらいまでに現れる「カミキリムシ」がその天敵です。
カミキリムシは柑橘系の樹木の枝や幹を文字通り嚙み切るように吸い上げ、あっという間に木を枯らしてしまいます。
カミキリムシ・・・
見かけが苦手な人もいると思いますので、イラストでご紹介します。
こんな虫です。
正式な名前は「ゴマダラカミキリムシ」です。イラストは実物よりもだいぶ可愛く描かれています・・・
こやつらが毎日何匹も襲い掛かってきます。
カミキリムシは柑橘類の樹木を遠慮なく、枯れるまで吸い尽くします。
昨年、カミキリムシに喰われて枯れてしまった枝です↓。
私は昨年に初めてこの恐ろしい虫と遭遇しましたが、まさか木を枯らす害虫とは知りませんでした。
農家の方からカミキリムシの脅威を教えていただき、昨年だけで50匹ほど退治しました・・・
退治といっても簡単ではありません。
朝起きたらシーカーサーの木に直行し、既にはびこっている奴らを殲滅する日々を毎日にように行っていました。
この戦いを毎年続けるのは難しい・・・しかし、シーカーサーの木を枯らしたくない・・・
なんとかならないかネット検索をし、たどり着きました。
ガットサイドS。
住友化学さんが発売しております。
ガットサイドSを木の幹から30センチ~50センチの高さまで塗ると害虫から守られるようです。
無農薬ではなくなってしまうのは残念ですが、ミカンの木は種から植えて実がなるまで早くて5年かかると言われておりますので、木を枯らしてしまいことだけは避けたいと思います。
ガットサイドSをシーカーサーの木の幹に塗っていきます。
(塗る際には100円均一で買ったハケを使用します)
少し塗っただけで「真っ白」になりました・・・
シーカーサーの枝にはトゲがあるので、怪我をしないように慎重に塗りたくります。
ガットサイドSの説明文では、幹の根本から30センチ~50センチまで塗ると書いてありましたが、私は説明書に30センチ~50センチと書いてあれば、70センチぐらいまで塗ってしまう慎重派な性格です。
幹を白く塗りたくられた姿が痛々しいシーカーサー殿ですが、幸いなことに他の植物に隠れてあまり目立ちません。
慎重すぎる性格のため、(説明書には書いてない)一度塗って乾かしてから、二度塗りを慣行しました・・・
二本目のシークワーサーの木にもガットサイドSをベッタリと塗りたくります。
(幹の部分に執拗に塗りまくりました。)
果たして、ガットサイドSは我が家の至宝シークワーサーの木を守ってくれるのでしょうか。
6月くらいに結果が出ます。
その結末は改めてご報告させていただきます・・・
続く