やんばるの旅を終えると、すっかり「秘境」好きになっていました。
国内の秘境といえば小笠原諸島です。これは行くしかありません。
小笠原への交通手段は東京からの船だけです。
東京からの船は週に一回しか出ないので、最短でも五泊六日(うち、船内2泊)の旅となります。
愛猫が独特のポーズで見送ってくれました。
船の出発は11時頃。ターミナルはたくさんの人で賑わっています。
船に乗り込むときに番号が書かれた札を渡され、書いてある番号の雑魚寝スペースに移動します。
(独立した部屋もあったりしますが、私は一番安い雑魚寝スペースのチケットを買いました)
スペースはなかなかの狭さです。
隣の人との間隔が実に狭く、寝返りなどしようものなら、顔と顔が触れ合ってしまう可能性があります。。
私の隣は頭にねじりハチマキをした屈強な男性でした。
ほどなくして善良なる親分の元に子分と思わしき男性が集まり、酒盛りが始まります。
このままでは酒盛りに巻き込まれる可能性大と判断し、私は船内を放浪します。
行く当てもなく船をさまよい、何層もある船の最下層に移住しました。
船の最下層は素晴らしい環境でした。
余裕のあるスペースに人々がのんびりと過ごしています。私はまだ空いている角のスペースに突進し、場所を確保しました。
船内:
安住の地を確保し、安心してから船内を探索します。
船のデッキから見られる大海原。
船内にはレストラン、展望デッキ、売店、シャワールーム等が整備され、不自由することはありません。
片道25時間の長時間移動です。電波は届きません。
寝るのが一番と思い、柿ピーを一袋だけ食べ、すきっ腹のままビール、酎ハイを流し込み、爆睡しました。
翌朝の朝食です。シャケ定食を食べました。
合計金額は900円ぐらいだったと思います。旅慣れた人の中には夕食と朝食を持参している人もいました。
到着までは外で景色を見たりして過ごしたり、眠りを誘う難しめの本を読んで寝たりしました。
おが丸から見る景色
こうして船に乗った翌日12時頃に小笠原諸島父島に到着です。
小笠原のメインストリート: きれいに整備された小さな町。とても良い雰囲気です。
これから三日間お世話になる宿は「アクア」さん。
優しいご夫婦が経営されており、宿はオシャレで清潔。食事も美味しかったです。
直前で予約したため、空いていた部屋は1室だけ。宿のエントランス横からすぐに入れる部屋で便利でした。
宿に着いた後はレンタカーで島をドライブします。