鹿児島旅行記②_名店グルメ、世界遺産、部屋風呂がまさかの源泉かけ流し温泉、過去最高二泊三日旅。

完璧なグルメの夜でスタートした鹿児島一人旅。

二日目は不覚にも寝坊して朝食を採れずにスタートしました。

しかし、旅行中はネガティブになってはいけません。これは(予算の都合で諦めていた)鹿児島の鰻を食べる啓示と捉え、急遽、鰻店をリサーチします。

天文館の商店街を通り、

選んだお店がこちら。

開店は10時30分。開店5分前に到着するとお客さんが一人並んでおりました。

平日でもお昼時は混雑する店らしく、客はリストに自分の名前を記入します。

ほどなくして名前が呼ばれ入店します。

老舗感のある店内。良い感じです。

茶で一服つけてからメニューを凝視します。

「うな重」と「うな丼」があります。

うな重はタレが濃く、ご飯と鰻が別々のお重に入って出てくるスタイル。

一方、うな丼はタレが薄く、どんぶりのご飯に鰻を乗せてくるスタイル。

「うな重」の方がなんとなく本格的な感じがするものの、タレはあまり濃くない方が好きなのと、ご飯と鰻の一体感があった方が良いと考え「うな丼」を選択。

メニューの「松竹梅」は鰻の量なので、一番大きい「松」といきたいところですが、なにぶん朝飯代わりですので、「竹」を選択。

もはや高級食となってしまった鰻。

見るのも久しぶりなせいか、鰻が輝いて見えます。

白味噌の味噌汁を啜って、早々に鰻にかぶりつきます。

やはり鰻は美味しいです。毎日食べたい美味しさです。この量で2,120円(税込み)。コスパはかなり良いと思います。タレは思った以上に上品な感じだったので、次はタレの濃い「うな重」にします。

鰻を食べる幸せを噛みしめて店を後にすると、すでに結構な人数が外で待っていました。

せっかくなので、少し天文館の商店街を散策します。

何やら人の行列を発見します。

「山形屋」という地元の老舗百貨店で北海道展を開催していました。鹿児島の街は元気です。

風格のある最新のビルがそびえ立っていました。鹿児島銀行さんの本店だそうです。

街をぶらつき、観光地に向かいます。

この後は車で2015年に世界遺産に認定された「明治日本の産業革命遺産」を見学します。

「明治日本の産業革命遺産」は日本の産業化を示す8県11市にある23の資産で構成され、鹿児島からは、島津斉彬が始めた「集成館事業」に関する「旧集成館」「寺山炭窯跡」「関吉の疎水溝」 の3つが含まれます。

先ずは「旧集成館」に向かいますが、場所は島津家の別邸であり日本を代表する大名庭園である「仙巌園」に隣接しています。車で行く際は「仙巌園」を目指していくのが良いでしょう。

「仙巌園」の総合受付のようなところで入場料を支払います。先ずは「仙巌園」から見ていきましょう。

島津家の家紋には圧倒的な何かを感じます。

島津家の財力を感じます。

かつての島津家がハイカラであったことを感じます。

さすが大名家の別邸、桜島を一望する一等地です。

広大で、見どころ満載の名勝「仙巌園」において、全く注目されていない存在を発見しました。

「迫ン太郎(サコンタロウ)」。水力を利用した米つき機です。

「迫ン太郎」に少しずつ水がたまっていきます。

私はそれを気長に見守ることにしました。

誰にも注目されない「迫ン太郎」に心を奪われること約数分。

ついに「迫ン太郎」は水の重さで傾き、傾いた角度でたまった水が流されたその瞬間、

反動で「迫ン太郎」の杵が臼をつき、周囲に「カコン」という音が響きます。

今日も明日も「迫ン太郎」は頑張っています。是非、鹿児島に行ったら見てやってください。

「仙巌園」には「反射炉跡」も残されています。

「反射炉」は、鉄を溶かして大砲を造るためのものです。

1851年、薩摩藩主に就任した島津斉彬がアヘン戦争後に欧米の軍艦来襲に備え、富国強兵・殖産興業(=集成館事業)を唱える中で建設された施設です。

そして、集成館事業の中核施設が世界遺産の一部となる「旧集成館(=工場)」になります。

「旧集成館」は「仙巌園」に隣接していますので、歩いていけます。

石造りの立派な建物で、中を見るのが楽しみです。

・・・。

辛く、悲しい文字が「赤字・太字」で目に飛び込んできます。

「迫ン太郎」で培った心の静寂は吹き飛び、絶望で支配されます。

切り替えて次に行きます。歩いて数分の場所に通称「異人館」と呼ばれる洋館があります。

紡績工場の技術を高めるために、イギリスから呼んだ技師の宿舎です。

この頃の鹿児島は日本の最先端をいっていたのでしょう。この異人館では当時の暮らしぶりが見れるだけでなく、映像で歴史も学べるのがとても良かったです。

この頃の薩摩藩は産業革命で発展するイギリスから蒸気機関と紡績機械を買い付けていますが、鹿児島には蒸気機関の燃料となる石炭が取れず、そこで目をつけたのが水力になります。

この流れで世界遺産「関吉の疎水溝」を見に行きます。

車で走ること十数分。緑豊かな場所に「関吉の疎水溝」は存在します。

畑が一面に広がります。空気がきれいで心地よいです。

「関吉の疎水溝」から「集成館」までの距離8キロにわたって水路を作り、水車動力を確保しています。途中トンネルが18箇所ありますが、当時はトンネルを掘る機会などありませんので、全て人間が手で掘っています。とんでもない執念です・・・

「関吉の疎水溝」は水が美しく、地形もダイナミックなので、景観も十分楽しめます。

三つ目の世界遺産「寺山炭窯跡」は現在修復中とのことで、映像だけ見ておきました。

さきほど、鹿児島では蒸気機関の動力となる石炭が採れないと書きましたが、この「寺山炭窯跡」で木炭を製造していました。

薩摩藩の集成館事業は水車動力とこの木炭で成り立っていたことになります。

世界遺産「明治日本の産業革命遺産」は個別の施設は(世界遺産としては)小粒ですが、その歴史を現地で体感することができ、当時の情勢を想像することで感慨深いものになります。見に行けて本当に良かったです。

素晴らしい歴史を体験した後は、温泉に向かいます。

選んだ場所は「妙見温泉」。宿に行く途中に今夜の酒とつまみを調達します。

宿の近くの境田酒店で今晩の酒を調達します。

明るい女将さんがいて古き良き酒屋さんにタイムスリップしたような気になれました。

女将さんが良いことを教えてくれたので、宿にチェックインしたら早速試します。

続いて、酒の「つまみ」も買っておきます。

宿の近くにある鮮魚店です。雰囲気最高で旅気分が増大します。

鮮魚店ですが、ちょっとした雑貨等も購入できます。

看板に「うなぎの田代」とあるので、鰻好きとしては本日2食目のうなぎも考えましたが、さすがに贅沢すぎるかなと・・・

店内を物色していると、「鯉の刺身」を勧められました。

「鯉刺し」。噂には聞いたことがありましたが、まさかここで出会うとは。

田代鮮魚店で今夜の「つまみ」を厳選して宿に向かいます。

「妙見温泉 楽園荘」。この楽園が今夜の宿です。

宿の選定理由は①部屋に源泉かけ流しの温泉風呂がある、②安い、以上です。

こちらの「妙見温泉 楽園荘」は所謂、湯治場で食事は提供していません。温泉は食事とセットで楽しみにしている方も多いと思いますが、私は上記の選定理由に拘った結果、楽園荘さんにたどり着きました。

早速、チェックインします。

楽園荘さんはかなり個性的な温泉宿です。

敷地が広く、チェックインの後は宿の方の車に付いて自分の車で移動します。

そんなわけで、私の本日の楽園はこちらとなりました。

部屋に入室します。昭和を感じます。

キッチン付きです。湯治目的でロングステイして自炊する方もいるでしょう。

部屋の奥に楽園が覗き見えます。

この源泉かけ流しの温泉を独占し、何度でも温泉に入ってやろうと考えております。

古い設備ですが、口コミのとおり、掃除はかなり丁寧にされています。不潔感はありません。

本日のスーパーゲストをご紹介します。

境田酒店で出会ったビール4本と芋焼酎「さつま白波」です。

まだ紹介は終わりません。

田代鮮魚店で知り合った魅力的な面子。

鯉の刺身さん、

地タコさん、

夜食を司る大学生セット、

本日の夜をより思い出深くすべく、境田酒店で教わった「飲み方」を実践します。

焼酎「さつま白波」氏を温泉にドボン。究極の「ぬる燗」です。

ぬる燗が出来上がるまでに、先に温泉ビールでひとっ風呂浴びさせて頂きます。

温泉は源泉かけ流しのせいか、湯は微炭酸を感じさせます。

大浴場の温泉はやたらと湯が熱い印象がありますが、ここは私の独占風呂です。源泉かけ流しの湯量を調整することで湯の温度も好みに調節できます。

ここはデフォルトでややぬるめでしたが、私は長風呂がしたかったので、ちょうどよかったです。

温泉ビール、極上体験です。風呂から上がったらお楽しみの刺身タイムです。

鯉の刺身は酢味噌で食べます。臭みは全く無し。お店がお勧めする理由が分かります。

地タコも最高。完璧な「つまみ」でした。

酒が進みますが・・・

ここでいったん記憶が途絶えます。寝落ちしてしまったようです。

目が覚めたらまだ20時。時は来ました。

鹿児島の温泉で鹿児島の芋焼酎を飲みます。「妙見 楽園荘」は本当の楽園です。

結局、1泊2日の滞在で計7回も入浴しました。天然温泉の部屋風呂は最高の贅沢と思います。

温泉効果か、よく眠れたので、元気に楽園荘を後にします。

鹿児島旅行の最終日は霧島観光とお土産探しです。

果たして、妻を満足させるお土産を買えるのか。一人旅は終盤に入ります。

続く

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