屋久島一人旅:清潔で食事が美味しい民宿なら「いっぱち」がお勧め

沖縄やんばるで燃え上がった南国秘境一人旅ですが、その後、小笠原諸島、西表島、奄美大島と続けて行くことができました。私の南国一人旅の主目的はトレッキングです。怪我の恐れがある上級者向けではなく、難易度中級のトレッキングを選んできました。
南国で中級以上のトレッキングが楽しめる島は多分もう無いと思いますので、次なる目的地を屋久島に定めました。
屋久島は南国かどうかは微妙なところですが、世界自然遺産に登録され、トレッキングメインとしてはこれ以上ない旅行先です。
屋久島は月に35日雨が降ると言われるほど雨が多く霧も出ます。海もきれいですが、色々調べた結果、屋久島にはトレッキングと食事を楽しみにすることにしました。
屋久島には何軒かホテルがありますが、日中はトレッキングでホテルの滞在を楽しむ感じにはならなさそうなので民宿を探すことにしました。条件はとにかく食事が美味しい民宿です。
食事に定評のある民宿をネットで探し、候補に挙がった複数の民宿の口コミが見まくった結果、宿は「いっぱち」さんに決めました。飛行機のチケットと(私の旅には必須の)レンタカーも押さえいざ出発。

鹿児島空港でプロペラ機に乗り換えます。鹿児島から船でも屋久島に行けますが、時間優先で飛行機にしました。

屋久島の空港はとても素朴です。

空港に着いたら先ずは予約していたレンタカーを取りに行きます。屋久島の島内には様々な観光スポットがありますが、今回はトレッキングで往復10~12時間を要する縄文杉のツアーに参加することにしました。
本格的なトレッキングなので、山登りの装備が必要です。レンタカーを借りた後は、事前に予約をしておいた「レンタル山下」に直行します。こちらで道具・衣服一式をレンタルしました。

レンタル品は一流です。名前もでっかく書いて盗難対策も抜かりはありません。

今宵の宿、いっぱちさんに到着します。

早速チェックインしますが、事前にほぼ全ての口コミを読破しておりました私にはちょっとした心配がありました。
それは、宿のルールがけっこう厳しいということです。
しかし、縄文杉のツアーは早朝から始まります。民宿には防音設備等ありません。
宿で夜な夜な酒盛など始まってしまった日にはたまったものではありませんので、一人旅視点で考えると、宿のルールには一定のルールがあった方が良いと思います。
チェックイン時、たしかに宿のご主人はきっちりした方でした。宿のルールもしっかり説明されます。
この「いっぱち」さん、酒を飲みまくって騒ぎたい「輩系」の人にはこの宿は向きませんが、常識的な人にとっては素晴らしい宿です。むしろ宿のご主人の「きっちり」さが大騒ぎ大好きの「輩系」の客から常識的なゲストを守ってくれていると言えます。
部屋は普通の部屋ですが、清潔です。

広さも十分。他の部屋からも輩の存在は感じられず、落ち着いた良い雰囲気です。

翌日は早朝から縄文杉ツアーです。この日は楽しみにしていた夕食を食べて寝るだけです。
夕食は部屋食です。各部屋にご主人が運んでくれます。

地魚の煮つけ。

地魚の焼き魚。薩摩揚げ。

更に刺身と煮物が付きます。味は最高。素晴らしい定食。食べ終わった後にすぐ、明日の夕食が待ち遠しいと思わせる夕食でした。

夕食を食べたら、明日早朝の出発に備えて寝るだけです。部屋にテレビはありませんが、テレビ等不要です。
いっぱちさんには漫画コーナーがあります。

トレッキングに因んで登山系漫画をチョイスしました。茶で一服つけながら眠くなるまで読みふけります。

美味しい夕食の後に漫画三昧。最高です。
しかし、過酷な縄文杉ツアーは早朝から始まります。
ふと目が覚めると午前3時。
事前に予約しておいたツアーの弁当が部屋に届いていました。弁当をリュックに忍ばせ、出発を待ちます。

往復10~12時間、縄文杉のツアーが始まります。 続く